脳血管性認知症の特徴である、まだら認知症や感情失禁について

脳血管性認知症は脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などが原因によって起こる症状です。
脳血管障害を発症したことにより認知症状が出現した場合は脳血管性認知症と診断される場合が多いです。

何が原因で症状が出現するか

脳血管性認知症の大半はラクナ梗塞と呼ばれる細い血管にできる小さな梗塞が原因です。

梗塞される部位によって認知症の症状が変わります。
その他にも多発性脳梗塞、認知機能に大きく関与する部位に起こる単発性脳梗塞などが原因として挙げられます。

どのような経過をたどるか

脳血管障害は管理が適切に行われていれば再発を防ぐことは可能です。
しかし、再発のリスクはゼロではなく、繰り返してしまう可能性があります。

再発を繰り返すたびに新たな認知機能の低下が出現する可能性があります。
脳の100mlの容積が障害されると認知症の頻度が高まってしまうのです。

感情失禁

人は怒りや悲しみを感じた場合も状況に合わせて感情をコントロールすることができます。
しかし、脳血管性認知症が進行すると感情の抑制ができず、受けた感情をそのまま表出してしまうようになります。

悲しみを感じた場合は涙もろくなり、怒りを感じた場合は声を荒げたり、手をあげるようになったりします。

まだら認知症

脳は記銘力を担う部位、判断力を担う部位、遂行機能を担う部位などが場所によって違います。
脳血管障害により、どの領域の細胞が障害を受けるかによって出現する症状が違うのです。

例えば、脳の前頭葉が障害を受けた場合は判断力や遂行機能が障害されます。
青信号から赤信号に変わろうとしているのに渡ろうとしてしまう、何かを達成するために順序立てて物事を進めることが難しくなるなどの症状が出現。


一方、日付けの認識や自分自身のいる場所など、その他の場面で認識症を疑う症状は出現しないのです。

まだら認知症になってしまったら

脳血管障害を患ったら病院で治療を受ける方が大半。
しかし、一過性の脳梗塞などであれば入院に至らない場合もありますが、繰り返すと原因不明の認知症状に襲われて、受診したところ脳血管性認知症と診断されるケースも考えられます。

脳血管障害を患うとリハビリテーションを受ける可能性があります。
このリハビリテーションは障害された脳神経を補うように脳に刺激を与えて代償手段を構築するように治療します。

治療が早期であればあるほど効果は高まるので抵抗せず治療に臨みましょう。
抵抗がある場合にはできないことをできるようにしようという考えではなく、できることを繰り返し行い自信をつけてから、難しい内容に着手するような手段がおすすめ。

また、脳血管障害を患う方は内科的な問題点が指摘される可能性が高いです。

脳血管障害のリスクファクターとして血圧が不安定なこと、不整脈があること、脂質異常症があることなどが挙げられます。
脱水は脳梗塞の引き金になり、過負荷な運動は血圧を上げ脳出血の引き金になります。

自身の身体機能を健康診断などで理解して、内服治療などを受けつつ生活に気をつけることが重要となります。

認知症の接し方、症状を悪化させないために出来ること

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