発達障害の子供への接し方や声かけの3つのポイント

発達障害の子供への接し方や声かけ

接し方や声かけは、発達障害の子供を上手に支援するための方法でもあります。


今回説明するのは発達障害の子供への接し方や声かけとしてCCQや隠れ指示、最後の言葉やフレーズの3つです。

大人はCCQを保つ

発達障害の子供への接し方や声かけを考えてた人からとってCCQの言葉、もしかしたら聞きなれないという人もいるかもしれません。

CCQは「ペアレント・トレーニング」というアメリカ発の支援プログラムの基本スキルで以下の頭文字を頭文字をとったものです。

  • Caim(カーム)=穏やかに
  • Close(クロース)=近づいて
  • Quiet(クワイエット)=静かに

発達障害の子供への接し方や声かけをするにしても大前提としてCCQが守られていないと何を言っても通じないと思ってください。

それではCCQが守られていない、やりとりについては以下のようになります。

【発達障害(小学3年生)の子供がオモチャを使って遊び続ける】

大人は忙しく、ついイライラし「いつまでも遊んでばかり」と、しつけと次のように声をかけます。

いつまで遊んでるの!

早く片づけなさい!

こういった言葉でいっても通じません。

(たまたま大人の言う事が伝わることもあります)

大人が「何で言う事を聞いてくれないの?」と大きな声で言う事があります。

これは大人が先に興奮しても、しつけや教育は出来ないという事です。

発達障害の子供に確実に伝えるには近くにいって目を合わせて穏やかに伝えましょう。

隠れ指示に注意をする

ADHD(発達障害)の子供にやってほしい事を伝える場合

指示が微妙だと本人から分からなくなってしまいます。

これも、どういった接し方や声かけで上手く伝わるのか変わってきます。

それでは大人がADHD(発達障害)の子供への隠れ指示について、どのような発言なのかを説明します。

お風呂に入って、寝る準備をしてね。

  • 汚れた服を脱ぎ、洗濯かごに入れる。
  • お風呂に入る。
  • 歯を磨く。
  • パジャマに着替える。

宿題をやっておいてね。

  • 宿題のプリントを取り出す。
  • 必要な教材や文房具を準備する。
  • 宿題を完成させる。
  • 完成した宿題を宿題フォルダーに入れる。
  • フォルダーをカバンに戻す。

食事の準備を手伝って。

  • 食材を冷蔵庫から取り出す。
  • 食卓をセットする(皿、箸、コップの用意)。
  • 料理のお手伝いをする。

お風呂に入って、寝る準備をしてね。

  • 汚れた服を脱ぎ、洗濯かごに入れる。
  • お風呂に入る。
  • 歯を磨く。
  • パジャマに着替える。

ADHD(発達障害)の子供には隠れ指示を注意しますが、[多動性/衝動性/不注意]ADHDの3つの主症状についても参考にしてみてください。

最後の言葉やフレーズが残る

ワーキングメモリが弱い発達障害の子供には、どんな指示をするか?指示の出し方で最初の言葉を忘れてしまう場合があります。

これは「最後の言葉やフレーズは残る」という特性があるためです。

どの順番で指示を出すか?その伝わり方について

  1. 「宿題をしましょう」
  2. 「テレビを消して」
宿題を始める前にテレビを消すように言われ、宿題をする指示を忘れる。


  1. 「机の上を片付けて」
  2. 「夕飯の準備を手伝って」
机を片付ける前に夕飯の準備を手伝うように言われ、机を片付けることを忘れる。


  1. 「手を洗ってください」
  2. 「食事の準備ができたよ」
手を洗う前に食事ができたと知らされ、手を洗うことを忘れる。


  1. 「読書の時間だよ」
  2. 「外で遊んできてもいいよ」
読書を始める前に外遊びの許可が出て、読書をすることを忘れる。


  1. 「水分補給をしましょう」
  2. 「宿題の時間です」
水を飲む前に宿題の時間だと言われ、水分補給をすることを忘れる。


  1. 「靴を揃えておいて」
  2. 「今日の予定を確認しましょう」
靴を揃える前に、その日の予定の確認を求められ、靴を揃えることを忘れる。


  1. 「歯を磨いて」
  2. 「明日の準備をして」
歯を磨く前に明日の準備をするように言われ、歯磨きをすることを忘れる。


  1. 「室内の靴に履き替えて」
  2. 「おやつを食べましょう」
室内靴に履き替える前におやつを食べることになり、履き替えることを忘れる。

*ワーキングメモリの制限は、情報を一時的に保持し、処理する能力に影響を与えるため、複数の指示や情報を同時に処理することが難しくなります。

最後の言葉に塗り替えられるので、どの順番で言えば伝わりやすいか悩んでしまいます。

ですが、ワーキングメモリが弱い発達障害の子への伝え方については1つの指示を出して、それを終えてから次の指示を出すのが有効。

1つの指示を出すことは集中力の向上やストレスの軽減にもつながります。

それではワーキングメモリが弱い発達障害の子へ、一つずつ完了できるような指示を考えてみます。

食事後の片づけ

  • 「今食べ終わった皿をキッチンのシンクに持っていこう。」
  • 「テーブルの上を拭いてきれいにしよう。」

宿題

  • 「算数の宿題をしましょう。今日は足し算の問題を解くんだよ。」
  • 「次は国語の練習問題をやってみよう。」

寝る前の準備

  • 「今日使ったおもちゃを箱に片付けよう。」
  • 「パジャマに着替えよう。」
  • 「歯を磨こう。」

こういった接し方や声かけをするようにします。

1つの指示を出して、それが終わると次の指示を出すようにしましょう。

発達障害の子供への接し方や声かけについて

今回の説明したポイントは以下の3つでした。

  1. CCQ(Calm, Close, Quiet:穏やかに、近づいて、静かに)
  2. 隠れ指示に注意をする
  3. 最後の言葉やフレーズが残る

これらは順番を守れなかったり、イライラしやすい等を減らす上手に支援するための方法でもあります。

考えを言葉にできない発達障害の方に言葉を引き出す関わりのコツは?

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