[多動性/衝動性/不注意]ADHDの3つの主症状について

ADHDの多動性、衝動性、不注意は7歳未満で6か月以上継続して以下の様子や行動がみられると診断として疑われます。
- 絶えず動き回る
- 何度言っても態度が改まらない
- 突然衝動的な行動をするといった言動としてあらわれる
多動性、衝動性、不注意は3つの主症状であって、1つの症状があらわれる事があります。
(すべての症状があらわれるという事ではありません)
ADHDでの3つの主症状
ADHDの特性は努力して改善するものではないのですが、必要なのは深い理解や支援、配慮ある環境です。
「落ち着いて・焦らずゆったりと・注意を払う」こういった生活が苦手。
では、実際にADHDで3つの主症状である多動性、衝動性、不注意について、もう少し詳しく説明します。
ADHDの多動性、元気で活発、じっとできない
もともと子供は長い間じっとするのが苦手で動きも多いです。
遊びについても道具に熱中してるかと思えばゲームや漫画を読んだり玩具で遊んだり絵を描いたり。
その時によっては急に遊びを変えたりするのは元気があって活発で健康的でもあります。
ADHDでの多動性、問題となるのは状況に応じて行動や臨機応変が出来ないという事。
状況とは無関係に身体の多動や口の多動がコントロールできないのです。
- 身体の多動…絶え間なく動き続けたり
- 口の多動…おしゃべりを自分でコントロールできない
ADHD多動性の子供には以下の気になる様子や行動があります。
- 授業中でも立ち歩く
- 気になる事があると、そちらに歩きだしてしまう
- 座っていても、そわそわしてるように見える
- 姿勢が悪い
こういった「じっと座っていられない」場合があり
他にも「喋りだすと止まらない」といった事もあります。
- 話の内容がころころ変わる
- 授業中でも思った事をしゃべり続ける
- 先生の話に割って入る
- 一方的に話してしまう
ADHDの衝動性、感情や欲求のコントロールが苦手
ADHDでの衝動性は周囲からは突然の行動に見えてしまう事もありますが、その子なりに理由があるのです。
衝動性というのは悪い結果になってしまうかもしれない行動を、それほど深く考えず行う事。
また、「衝動性が強い」とは自分の感情や欲求をコントロールできないという事です。
ADHDでの衝動性は喜怒哀楽が激しい
衝動性は自身の感情や欲求のコントロールできなく嬉しい時に大きく喜んだりします。
ただ、ADHDでの衝動性は感情のおもむくままに行動し周囲から孤立してしまう事も。
その理由としては自分のしたい事を止められたり邪魔されたりすると「腹を立てたり」「大声で泣いたり」「暴れたり」などがあります。
こういった事は集団行動の中でみられることが多いからです。
ADHD衝動性の子供には以下の気になる様子や行動があります。
- 順番を待つのが難しい。
- 思いついたことを、すぐに行動してしまう。
- 思いついたことを、すぐに話してしまう。
- 優先順位がつけられない。
ADHDの不注意、忘れっぽい・集中できない
子供は幼い時注意力が弱く道路に飛び出す、迷子になる、といった事は良くあります。
集中できる時間は短いのですが、物事に頑張って向き合い「上手くできたね」と褒められる、こういった事を繰り返し集中力を少しでもアップさせるものです。
問題となる不注意について
ADHDの不注意は努力不足によるものではありません。
以下の不注意となる出来事が6か月以上継続されると可能性を考えます。
- 一定時間1つの事に集中するのが難しく、集中力が長続きしない
- 外からの刺激などで、すぐに気がそれる
- 忘れ物や物をなくす事が多い
子供自身は頑張っているのに「なぜ、気がそれてしまうのか?」「なぜ忘れ物をしてしまうのか?」と思い悩むことが多いです。
- 外からの刺激があると、すぐに気がそれる
- 細かなところまで注意を払わない
- いつもボーっとしている
- 必要な物をなくしてしまう
ADHDへの対応と支援について
多動性は、じっとしていることが苦手。
動ける保証をしてあげる事。
小休止を設定したり、その子に教室から出してあげるために用事を作るなど。
体を動かせる役割をもたせるために授業中にプリントを配ってもらう等。
不注意もありますので注意力への配慮が必要。
刺激を絶えず受けてしまう(見えるものや聞こえるものから)ので、装飾のない静かなスペースを確保。(気が散らないためにです。)
それと注意するという事が困難なので必要なものは親も一緒に確認するようにします。
また、忘れ物をしないためにも繰り返し伝えるといった事も大切です。
こういった周りの人の適切な対応と支援が必要。
衝動性は焦らずの気持ちで言葉がけをする。
感情や発言、行動にブレーキをかけれないので、子供が行動する前に「気づかせる言葉がけ」を伝えます。
また、ささいな事は無視する事も必要です。
例えば本人や友達にケガや事故に繋がらない行動など。
衝動性への配慮として子供が行動する前に正しい行動を伝えるのも必要。
ADHDは治癒するものではなく、かかわり方のポイントとして生きづらさを和らげていくことが大事です。


